デジ庁所管「GビズID」に不正アクセス 迷惑メール1万3千件送信

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渡辺淳基
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 デジタル庁は26日、企業などがオンラインでの行政手続きに使う認証サービス「GビズID」の一部サーバーが不正アクセスを受け、専用のアドレスから不特定多数に迷惑メールが送られたと発表した。個人情報の漏洩(ろうえい)などの被害は確認されていないという。

 「GビズID」は企業や個人事業主が、国や自治体への補助金申請や認可を受ける際などに使う共通ID。2019年に経済産業省が発行を始め、デジ庁が引き継いだ。

 同庁によると、24日午後4時半~5時に約1万3千件の迷惑メールが送信された。送信先はGビズに登録されたアドレスとは無関係だった。契約先の事業者が異常に気づき、遮断した。この時間帯に「gbiz-id.go.jp」のドメインを含むアドレスからメールを受けとった場合は、開かずに削除するよう呼びかけている。これまでの調査で、海外からの不正アクセスが原因と考えられるという。

 GビズIDでは今年3月、プ…

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