性暴力で相次いだ著名人の退場 変わる「女は文句を言うな」の世界

有料記事

小松隆次郎、橋本拓樹、関口佳代子、伊木緑
[PR]

 東京・赤坂でクラブを経営する40代の女性は20代のころ、客のひざの上に手を置くようにママから指導された。

 男性客に服の中に手を入れられるなど、「おさわり」がエスカレートしたときに、やんわりと止めるためだ。

 それでも胸や太ももを触られることはあり、我慢することがあった。

 「夜の店で色気を売り、高い料金を払ってもらっているんだから少々は仕方ない」

 いまも複雑な思いがある。

 女性による接待を伴う飲食店での性暴力を報じられた著名人が、表舞台からの退場を余儀なくされるケースが相次ぎました。性暴力が起きやすい構造、許さなくなった時代の変化について考えます。

 客がマナー違反をした場合、ママやスタッフが止めに入るというのは、多くの店に共通した対処法だ。

 東京・銀座でクラブを経営す…

この記事は有料記事です。残り1154文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

  • commentatorHeader
    せやろがいおじさん
    (お笑い芸人・YouTuber)
    2022年9月28日15時46分 投稿
    【視点】

    「夜の店で色気を売り、高い料金を払ってもらっているんだから少々は仕方ない」 こういった、ナイトビジネス全般を一括りにする言説には注意が必要だと感じます。ナイトビジネスでも業態によってルールや線引きが違い、許容範囲が設定されています。働いて

  • commentatorHeader
    田中俊之
    (社会学・男性学研究者)
    2022年9月28日13時31分 投稿
    【視点】

    性の商品化をめぐる議論においては、売る側に着目した売春ではなく、買う側を問題視した買春(かいしゅん)という言葉があります。この記事は売買春についてのものではありませんが、取材にこたえたママの言葉を借りるならば、「なぜ男性たちが夜の店で色気を

Think Gender

Think Gender

男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]