イタリア選挙で勝利のメローニ氏 極右それとも右翼? 識者の見解は

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【動画】「イタリアの同胞」党首、ジョルジャ・メローニ氏とは
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 イタリアで政権を獲得する見通しとなった右翼「イタリアの同胞(FDI)」のジョルジャ・メローニ党首のかじ取りに、注目が集まっています。彼女は、親欧州連合(EU)なのか、あるいは反EUなのか。そしてイタリアの対ロシア外交は変わるのか。彼女は「極右」といえるのか。愛知大教授の後(うしろ)房雄さんに聞きました。

  ――今回の総選挙では、なぜFDIが支持を集めたのでしょうか?

 イタリアでは新型コロナの感染拡大に、一種の挙国一致内閣をつくって対応しました。しかしFDIだけは与党に入らず、政権批判を自由にできた。これがFDIへの支持が広がった一番わかりやすい理由です。

 一方の左派は、民主党と市民政党「五つ星運動」などが組めば対抗できました。しかし、今回はFDIへの支持が強すぎて、負けることが予想されました。敗北必至の選挙で無理して連携して負け、独自性を失うよりは次の選挙に向けて党勢を立て直すことを選んだようです。

 ――ドラギ前首相はウクライナ支援に前向きでした。メローニ氏が首相に就任したら、対ウクライナ、対ロシア政策は変わりますか?

 ウクライナへの対応は変わらないでしょう。連立を組む「同盟」のサルビーニ元副首相と、中道右派「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相はロシアのプーチン大統領と親しいとされますが、第1党となったのはFDIです。首相となるメローニ氏は米国との関係を重視し、ロシア批判の姿勢は明確なので、他党もそこは尊重するでしょう。

 ――では、EU政策についてはどうでしょうか?

 EUについては3氏とも温度…

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