国葬の進行台本?が前日から拡散 内閣府「流出厳禁なので想定外」

国葬

高橋杏璃
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 27日にあった安倍晋三元首相の国葬では、進行を記した台本とみられる文書が事前にSNSなどで拡散した。事務局を務める内閣府の幹部は朝日新聞の取材に真偽については明言を避け、「形式的には似ている」と話した。文書と実際の進行を照らし合わせたところ、ほぼ同じだった。

 台本とみられる文書は「故・安倍晋三国葬儀」と書かれた表紙を含めて全57ページ。当日朝のスタッフの集合に始まり、参列者入場や遺骨の到着、皇族のご臨席、開式の辞といった国葬の流れが、参列者の動きや場内アナウンスなどの文言とともに記されている。

 タイトルの横には、今月8日に「準備稿」がつくられ、その後9回の改稿を経て26日に「最終稿」として完成したとみられる表記がある。

 国葬は式全体の時間は予定より大幅に遅れたが、内容や順序はほぼ記載どおりだった。

 台本とみられる文書は、国葬前日の26日から拡散したとみられる。SNSなどでは、情報管理や警備上の問題などを指摘する声が上がっている。内閣府幹部は「26日夕方にリハーサルをやっており、運営に関わるスタッフには配っている。(本物だとすれば)流出厳禁と指示してあり想定外だ」と述べる一方、「武道館の中の進行で警備は問題ない」とした。(高橋杏璃)