第17回蓮舫氏「荒々しく戦うしか」 批判と提案のはざま、存在感を示すには

有料記事立憲

聞き手・鬼原民幸
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野党サバイバル 第1党の生きざま② 蓮舫氏に聞く

 政界で抜群の知名度があり、直言型で知られる立憲民主党の蓮舫氏。旧立憲時代から参加しているものの、今は執行部から距離を置く。現在の野党第1党の姿をどう見ているのか、意見を聞いた。

 ――立憲は昨年の衆院選、今夏の参院選と立て続けに議席を減らしました。要因は何ですか。

 「理由は簡単。党勢がない。私も参院選で候補者として戦いましたが、『立憲民主党』と言えない空気がありました。何が原因なのか。やはりひとえに、それは執行部だと思う。参院選で比例票を大きく減らした責任は執行部にあると思い、泉健太代表に辞任を迫りました」

 ――岸田政権は強い、ということでしょうか。

 「岸田首相が誕生したとき、実は期待しました。『成長』のみならず『分配』を強調した。私たちが主張してきた『分配がむしろ成長をつくる』との考え方と似ていると思ったからです。ところが、予算委員会などで首相と向き合ったが、残念ながら『聞く力』とは優柔不断さなのだとよくわかりました」

野党サバイバル 巨大与党との向き合い方

野党第1党のあり方に注目が集まっている。その針路は政治に緊張感をもたらすことも、また政治不信を招くことにもつながりかねない。野党第1党の役割とは何か。臨時国会を前に、党運営から距離を置く「野党内野党」の実力者たちに話を聞いた。

 ――それでも、立憲への期待感が高まっているとは言えない状況です。与党側も立憲は「批判ばかり」などと攻勢を強めています。

 「よく報道してほしい。森友学園加計学園桜を見る会の問題の時も、私たちは公文書管理法の改正案を提出するなど、政府・与党に改善を求めました。批判も当然したが、提案もしてきました。その提案が報道されず、『批判ばかり』となっています」

 ――立憲の泉代表は就任当時、党の方向性として「提案型」を掲げました。

 「(批判と提案の)バランス…

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