「ご冥福を」「今日って何?」…怒号も 国葬に揺れた首都東京の一日

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 開催を巡り世論を二分した安倍晋三元首相の国葬が27日、東京都千代田区日本武道館で行われた。現場では献花の列が長く伸びる一方、弔意のあり方を巡って自治体の対応は割れ、街では普段通りの姿も。早朝から夕暮れまで、異例の式典に揺れた首都の1日を追った。

 6:40 武道館がある北の丸公園の入り口前。犬の散歩で通りかかった近くに住む男性(77)が武道館の方向へ5秒ほど、深々と礼をしていた。「今日は公園に入れないので、安倍さんにこの度のご不幸についてお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りしました」

 死を悼む気持ちは個々人が持つものだと思うが、国が実施を決めたなら反対する気持ちはないという。賛否が割れている状況には「すごく残念。安倍さんは国を長年引っ張った功績があるからこそ、もっと静かに送ってあげるべきだったのでは」と話した。

 6:55 新宿区の都庁第1本庁舎では、国旗と都旗が半旗掲揚された。

 7:30 安倍元首相が卒業した武蔵野市の成蹊大では、職員が国旗と学園旗を半旗にし、正門の二つの門柱に掲げた。同大は「本学を母校として愛してくださっていた安倍元首相に哀悼の意を表するため」と説明。同じ敷地にある小学校に登校する児童たちは、「今日って何だっけ」「国葬だよ」と話しながら、門の前を通り過ぎた。

 8:30 原則として登園自…

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