疑問だらけの住民投票 ロシアの戦意高揚は失敗? 止まらぬ国外脱出

有料記事ウクライナ情勢

[PR]

 ウクライナで親ロシア派が強行した「住民投票」が27日、終わった。親ロ派は近く「圧倒的多数でロシアへの編入が認められた」との結果を発表する見通しだ。ロシアには、占領地域の一方的な併合宣言で国内の戦意高揚を図るもくろみがあったが、同時に進める予備役兵の動員で想定外の困難に見舞われている。

 ロシア国営タス通信によると、親ロシア派は投票最終日を控えた26日夜段階で、東部のルハンスクとドネツク両州の投票率が80%を超えたとしていた。同派が自称する「ルガンスク人民共和国」の「選挙管理委員長」を名乗る女性は27日、この日投票開始後初めて開いた投票所を午後4時に閉め、同日中に結果を発表すると述べた。

 ただ、どのように有権者登録が行われたかなど、投票には不明点が多い。

 ウクライナ側は係官の戸別訪…

この記事は有料記事です。残り911文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

  • commentatorHeader
    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年9月28日9時41分 投稿
    【視点】

    「占領者が組織する集会その他の催しには参加するな」 これは、バルト3国のリトアニアが2015年に作成した国民向けサバイバルマニュアルの一節です。ここで想定されているのは、まさに今回の「住民投票」のようなケースです。「反対票を投じて抵抗の意