今あえて紙の雑誌? 恩田陸さんが命名した新雑誌スピン/spin

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田中ゑれ奈
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 河出書房新社が紙媒体の季刊誌を創刊した。電子書籍隆盛の一方、老舗雑誌の休刊ラッシュがやまないこのご時世。なぜあえて「紙の雑誌」なのか――。

 作家の恩田陸さんが命名した新雑誌「スピン/spin」。出版業界の専門用語で、本についているしおりのひもを意味する。「せわしなく流れる日常に挟まり、日々に少しの『変化・回転(スピン)』をもたらす」というコンセプトだ。

 裏テーマは「紙」の新雑誌。「過渡期の今だからこそ」と語る編集者の熱い思いを聞きました。

 27日発売の創刊号では恩田さんのほか、藤沢周さんから若手の佐原ひかりさん、ミュージシャンの尾崎世界観さんまで多彩な執筆陣による連載が始まる。人気声優・斉藤壮馬さんの初の小説や、エンタメの大御所・皆川博子さんらのショートショートも掲載。「1人を目的に買ったら知らない著者にも出会えるようにしたかった」と、編集人の尾形龍太郎さん(47)は言う。

 純文学文芸誌「文芸」の元…

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