「核兵器使えばアルマゲドンをあおる」 国連事務総長が危機感訴え

ニューヨーク=遠田寛生
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 ウクライナに侵攻したロシアのプーチン政権が「核の脅し」を続けるなか、グテーレス国連事務総長は26日、「いかなる形でも核兵器を使えば、人道的なアルマゲドン(世界最終戦争)をあおり立てる。引き返す必要がある」と世界に向けて警告した。

 国連が「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」と定めているこの日、ニューヨークの国連本部で高官級会合を開催。「ロシア」と名指しすることはしなかったが、「(核兵器の)排除は、我々が次世代に与えることができる最大の贈り物になる」と訴えた。

 8月に開かれた核不拡散条約(NPT)の再検討会議は、ロシアの反対で最終文書が採択できずに決裂したが、「我々は諦めはしない」と覚悟を示した。

 高官級会合には日本の石兼公博大使も出席し、核兵器なき世界の実現を目指すと発言した。一方で25日に北朝鮮が短距離弾道ミサイル発射したことにも言及し、「国連安全保障理事会の決議への明確な違反だ。日本は強く非難する」などと述べた。(ニューヨーク=遠田寛生)