子ども・ペット、車内にいない? ボルボのEV、センサーで見守り
ロンドン=和気真也
スウェーデンのボルボ・カーズは27日、車内に子どもやペットが誤って置き去りにされるのをセンサーで防ぐ「見守り」システムを開発し、11月に公開する電気自動車(EV)「EX90」に搭載すると発表した。今後開発するEVへの標準装備をめざす。
新システムは、車から運転手らが出てドアをロックしようとする際に作動する。車内に設置された最大7個のセンサーが、座席やトランク内の1ミリ未満の動きも検知。人や動物の呼吸の動きかを判別する。
置き去りが疑われればドアをロックできなくし、車内のディスプレーに警告を出す。EVのバッテリーの電気を使い、冷暖房を自動で入れて低体温症や熱中症を防ぐ機能もある。
置き去りによる子どもの死亡…
- 【視点】
主として子どもの車内置き去り事故を防ぐための装備と考えられるが、確かにペットの安全確保にも使えそうだ。車内置き去りに伴うペットの死亡事故がどれだけ起きているのかデータを見たことはないが、今夏も名古屋市内で犬2匹が車内に取り残されているのが