第10回日本の「真ん中」疾走 蒸気からディーゼル、65年が育んだ記憶と縁

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山本裕之
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JR大糸線

 長野県の松本駅と新潟県糸魚川(いといがわ)駅を結ぶJR大糸(おおいと)線は、日本列島を東西に分ける大断層「フォッサマグナ」に沿って日本の「真ん中」を走る。車窓からの風景は、北アルプスの山並みから姫川の渓谷になり、やがて田園地帯を通り、日本海へと抜ける。

 松本駅から南小谷(おたり)駅まではJR東日本の管轄で電化区間。しかし南小谷駅から糸魚川駅JR西日本の管轄で非電化区間のため、ディーゼル列車が走る。

 糸魚川市の杉本次生(つぐお)さん(75)は駅から約200メートルの所で生まれ育った。小学校の登下校時に見ていたのは、黒い煙を出しながら大糸線を走る蒸気機関車だった。やがて車両はディーゼル列車になった。家族でスキーや温泉などに行く時に、何度も乗った思い出が詰まった列車だ。

記事後半ではディーゼル車の走る様子や車窓風景を動画でご覧頂けます

愛されてきた大糸線や列車

 衣料品販売の自営業を営んで…

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