選べるオフィスなら出社したい? コロナ下で広がる「ABW」

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編集委員・沢路毅彦、松浦新
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 1人で集中して作業する。同僚と議論する。取引先とウェブ会議をする――。職場での様々な「活動」に合わせて、社員が最適な場所を選んで働くABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)という考え方を取り入れるオフィスが増えています。コロナ禍で在宅勤務が広がる中、企業にとっては出社したくなる魅力的なオフィスにする狙いもあるようです。

築60年のビルを最先端に

 リクルートは昨年3月、東京・九段下の7階建てのビルに、新たにオフィスを開いた。約1500人の従業員が働く。

 東京理科大学の校舎だったこともある築60年余りのビルをリノベーションした建物の中を歩くと、各階、各エリアのレイアウトや設備が全く違う。ワンフロアがすべて見渡せるようになっていたり、カーテンや障子のような引き戸で仕切れるようになっていたり。従業員の固定席はない。

 各エリアの入り口には、「パノラマ」「ブレスト」「ジョイン」「フォーカス」「ブレイク」などの表示がある。

 例えば、「ブレスト」は少人…

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    澤路毅彦
    (朝日新聞編集委員=労働)
    2022年10月3日9時59分 投稿
    【視点】

     「コロナでフリーアドレスはどうなっているんだろう?」。ある広報の方とやりとりしていて、そんな疑問を感じたことから取材を始めました。ご紹介頂いたコムモスモアさんを取材して、「最近はABWが多い」ということを知りました。  固定席がないとい