「竹ばあ」と慕われ 上方歌舞伎の女形の名脇役 坂東竹三郎さん偲ぶ

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向井大輔

 上方歌舞伎に欠かせない女形の名脇役だった。情の深い母親役や味わい深い色街のおかみの役など、80歳を超えても舞台に立ち続け、品と匂いを兼ね備えた存在感を放ってきた。

 大阪の一般家庭から10代で歌舞伎の世界へ飛び込み、1949年に四代目尾上菊次郎の弟子に。戦後、関西では歌舞伎の人気が低迷し、興行がほとんどなくなっていた。その頃から自主公演を開き、珍しい演目を披露して盛り上げた。「関西歌舞伎の火を消すなという一心だった。そのためにお客様がちょっとでも興味を持つ芝居、見たことのない芝居を復活させた」と語っていた。

記事の後半では、竹三郎さんを「竹ばあ」と慕っていた市川猿之助さん、竹三郎さんの長男でギタリストの岡崎泰正さんにもお話を伺っています。

■「戦友だった」と仁左衛門…

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