カントクはおまわりさん 小さな命、スポーツ通じて事故から守る

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板倉大地
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 スポーツを通じて、子どもたちに交通安全の大切さを説く警察官がいる。警察官だった父親が指導したチームを引き継ぎ、同僚となったかつての教え子とともに、事故に巻き込まれない地域の輪を育む。

 「ナイスキャッチ!」。日曜の午後、福岡県粕屋町の仲原小学校の校庭に、大きな声が響いた。ホームベースから蹴られたボールを両手で捕る。野球をアレンジした「フットベースボール」を、女子児童13人が楽しんでいた。

 声の主は、県警交通捜査課の千代原敏郎(としお)警部(45)。交通捜査に20年近く関わり、今はひき逃げなどを捜査する特捜班長だ。

 「自転車に乗っている人!」。練習後、子どもたちを集めて呼びかけると、多くの手が挙がった。

 「この前、おじちゃんが仕事をしていたら、自転車の子が道路にはみ出して、トラックにひかれちゃったの」。子どもたちは、アイスを食べながら静かに聴き入った。

 「車が来ているとき、どうする?」。子どもたちは「はじっこに止まる」。千代原さんはうなずき、「よけても大丈夫ではない。止まるようにしてください」と目尻を下げた。

 フットベースボールは町内に…

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