「メローニ氏はポピュリストにあらず」 イタリア左派学者に聞く

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ローマ=国末憲人
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 イタリアで、右翼政党「イタリアの同胞(FDI)」主導の政権が誕生しそうです。初の女性首相と見込まれるジョルジャ・メローニ党首(45)は、どのような信条を抱き、政治をどう進めるのか。イタリア中道左派政権の運営に深くかかわってきたローマの経済学者ファブリツィオ・パガーニ氏(55)に聞きました。

 ――今回の選挙結果をどう見ますか。

 メローニ氏の勝因は、右翼と右派が結束を固めたことです。イタリアの選挙制度では、幅広く勢力を結集した方が有利になりますから。逆に左派は分裂し、政党がばらばらに支持を集めようとして、失敗しました。

 メローニ首相のもとで、政治はしばらく安定するでしょう。ドラギ前政権より基盤は固い。ただ、ご存じの通り、ここはイタリアです。この国で、安定した政治は決して、一般的ではありません。

 ――メローニ氏は「右翼」と呼ばれますが、一方で欧州連合(EU)との協調を打ち出し、ロシアのウクライナ侵攻にも反対しています。

 FDIの歴史を見ると、この…

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