朝ドラ「舞いあがれ!」3日スタート 「影もピカイチ」な子役に注目

照井琢見
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 NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金、朝8時)が、10月3日から始まる。大空を飛ぶ夢を抱く岩倉舞(福原遥)の成長と挫折、そして再生を半年にわたって描く。

 主人公の舞は、ものづくりの街・東大阪でネジ工場を営む家に生まれる。

 ただ、幼いころは原因不明の発熱に悩まされ、小学校で飼育係がやりたくても自分で手を挙げられない。体調を心配する母親に遠慮し、海辺での校外学習に行きたいとも言い出せない。

影もピカイチ

 そんな舞の小学生時代を演じるのは、子役の浅田芭路(はろ)。第1週では、影が差したような表情を浮かべる姿を、視聴者はじっくりと見つめることになる。

 「悩みを抱える影の部分と、元気な姿を両方表現する力がピカイチだった」。制作統括の熊野律時(のりとき)チーフプロデューサーは、起用の理由をそう説明する。

 長崎・五島列島で祖母や人々とふれあい、少しずつ変わっていく舞。子どもの健やかな成長を願う五島の「ばらもん凧(だこ)」に魅せられ、やがて大空へのあこがれを抱くことになる。序盤は、舞の心のゆらぎや成長を表現する浅田の演技が、注目を集めそうだ。

舞のまわりには

 脇を固めるのは、経験豊かな俳優陣だ。舞の父・浩太は高橋克典、母・めぐみは永作博美。五島列島に住む舞の祖母・才津祥子は高畑淳子が演じる。

 大学生になり、福原の演じる舞が本格的に登場するのは、第3週から。飛行機へのあこがれから、大学では人力飛行機サークルへ。やがて旅客機のパイロットを志すようになる。

 舞の周囲には、朝ドラ初出演の中堅や若手が集まる。舞の兄・悠人役は関ジャニ∞横山裕。岩倉家の隣にあるお好み焼き屋の息子・梅津貴司は赤楚衛二、親友の望月久留美は乃木坂46の山下美月が演じる。

「カムカム」の先生が

 ナレーションは歌手のさだまさし。長崎出身で、五島の歌もある。人の心情を繊細につむぐやわらかなテノールは、舞の成長を優しく見守る語り部となる。

 今春まで放送していた「カムカムエヴリバディ」でのラジオ英語講座の講師役に続いて、朝ドラに登場することになる。「一人の少女が夢に向かって『舞いあがる』姿を見守り、支えるように、毎朝精いっぱい応援しようと思います」とコメントを寄せている。

 主題歌は人気バンド「back number」が歌う「アイラブユー」。ボーカル・ギターの清水依与吏(いより)は「すばらしいこだわりと愛の塊に、その一部として関われることをうれしく思います」としている。(照井琢見)