「安倍外交を岸田色に染める」 弔問外交3日間38会談の成果とは

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高橋杏璃、田嶋慶彦 上地一姫、笹川翔平
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 岸田文雄首相による3日間の「弔問外交」が28日、終了した。安倍晋三元首相の国葬に参列するため来日した計38の国・地域・国際機関の代表と相次いで会談し、安倍氏の「外交的遺産」を継承、発展させる考えを示した。狙い通りの成果は得られたのか。

 岸田首相は最終日の28日、3日間で最多となる20の国・地域の首脳らとの会談をこなした。関係改善に強い意欲を見せる韓国の政権ナンバー2韓悳洙(ハンドクス)首相とも20分向き合った。外務省の発表によると、懸案の徴用工問題について突っ込んだやりとりはなかったが、日韓関係を健全な関係に戻すため、外交当局間の意思疎通を加速化させることで一致した。

 岸田首相は一連の会談を通じて、第2次安倍政権が提唱した、ルールに基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を呼びかけた。ロシアがウクライナに侵攻し、中国が軍事・経済両面で影響力を強めるなか、日本を含む「西側陣営」にも「中ロ陣営」にも属さない「中立」の国を西側陣営に引き寄せたいとの狙いもあった。

 首相周辺は「予想以上の収穫だった」と強調する。「これまでの『安倍外交』を岸田カラーに染めるという意味でよかった」とし、外国要人どうしの会談も行われたことで「1プラス1が4にも5にもなった」と説明する。実際、豪州のアルバニージー首相は「インドのモディ首相と東京で会い、二国間の重要な関係と友情について議論した」とツイッターに投稿した。

 ただ、岸田首相とハリス米副…

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