日系米国人の指揮者が語るルーツ 小澤征爾氏と妻が導いてくれた場所

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大貫聡子
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 人口減で移民受け入れをめぐり議論が続く日本だが、かつては多くの日本人が移民として海外に渡っていた。世界的指揮者で日系米国人のケント・ナガノさん(70)の祖父母も約100年前、現在の熊本県山鹿市から米国に渡った。9月にあったくまもと復興国際音楽祭のために来日したナガノさんに自身のルーツへの思いを聞いた。

祖父母の出身地・熊本への思い

 ナガノさんは米国カリフォルニア州生まれ。祖父の永野芳雄さんは山鹿市で「米国移民の父」と呼ばれる江藤為治さんの弟。兄弟は渡米後、「江藤兄弟種子会社」を創立した。ナガノさんが生まれた時にはすでに亡くなっており、ナガノさんは同じく現在の山鹿市出身の祖母から日本の話を聞いて育ったという。

 「3、4歳のころ、祖母からたくさんの話を聞きました。祖母は英語が話せませんでしたから、私も小さいころは日本語を話していたようです」

 両親も米国出身。小さいころ…

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