原発運転延長などの議論 原子力規制委がエネ庁に方向性の説明を要請

山野拓郎
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 経済産業省の審議会で始まった原発の運転期間延長などの議論について、原子力規制委員会の山中伸介委員長は28日の委員会で、同省資源エネルギー庁の担当者に具体的な議論の内容について説明を求める考えを示した。早ければ来週の委員会に招くという。

 岸田文雄首相が8月に示した原子力政策の検討について、9月22日の原子力小委員会で「運転期間の延長など既設原発の最大限活用」「再処理・廃炉・最終処分のプロセス加速化」などの議論が始まった。

 山中委員長は委員会後の会見で「規制委の厳正な規制に対して影響を及ぼしそうな課題なので、具体的な方向性について伺いたいと思った」と説明。「具体的な内容の説明を受けた後に、規制に影響があると考えられるような課題が見つかれば改めて委員会で議論を進めたい」と話した。

 一方で「我々は個別の原発について科学的、技術的な根拠に基づいて審査、検査をして判断している。そこについて何か変化を求められるような提案であれば拒否せざるを得ない」とも述べた。(山野拓郎)