「はる風ふわり」「ラー麦」…九州の麦、個性で勝負 実は麦大国

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杉浦奈実
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 食品の値上げのニュースが相次いでいる。輸入小麦の価格の行方も大きな話題だ。実は、九州は北海道に次ぐ麦大国。初夏に金色のじゅうたんになっていた麦たちは、どう使われているのだろう。

 農林水産省の作物統計によると、2021年産の「4麦」の収穫量は、133万2千トン。北海道の73万7700トンが圧倒的だが、福岡、佐賀がいずれも10万トン余りで、全国2位、3位を占める。全国の2割ほどが九州でつくられている。

 4麦とは、小麦、二条大麦、六条大麦、はだか麦を指す。九州では二条大麦の収穫が多い。全国シェアは6割弱にも及び、佐賀、福岡が1、3位を占め、上位10位までに九州の5県が入る。焼酎やビール、みそなどが用途だ。

 二条大麦は小麦よりも生育期…

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    大村美香
    (朝日新聞編集委員=食と農)
    2022年10月3日9時34分 投稿
    【視点】

    国産の麦を使った食品を店頭でしばしば見かけるようになりました。大手パンメーカーが商品を発売、国産小麦を大切に使うベーカリーも色々な街にできています。「新麦コレクション」は、農家、製粉会社、ベーカリーらが協力して、その年にとれた小麦をすみやか