あごがはずれて窒息 居眠りした介助者 重度障害者の僕がかけた言葉

有料記事

編集委員・大久保真紀
[PR]

現場へ! 介助者と拓く②

 2012年5月、午前3時。

 国際基督教大学(ICU、東京都)の4年生だった嶋田拓郎(32)はおもむろに目を覚ました。

 実家の1階で暮らす天畠(てんばた)大輔(40)の夜勤介助に、ひとりで入っていたときだ。うっかり寝入ってしまったことに気づいた。

 ベッドで横になる天畠を見ると、あごが外れ、口から血が出ていた。

 「ヤバい! 死ぬかもしれない」

 心臓が止まりそうだった。慌てて2階の別世帯で生活していた天畠の両親を呼んだ。両親が車で病院に運び込んだ。天畠は窒息し、肺から出血していたが、一命を取り留めた。

天畠大輔さんは日常生活すべてに介助が必要です。熟練した介助者を育てることは、自分自身の生活の質(QOL)を高めることにつながります。ときに命の危険に陥ることも。でも「責めないで。介助者は僕が育てる」。困難をも楽しむ天畠さんは、介助者たちを巻き込んでいきます。

 天畠はこの夏、参院議員に当…

この記事は有料記事です。残り2890文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。