人口減の集落でサル食害防ぐ 「村のアイドル」の習性を生かした秘策

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遠藤和希
サルの被害を止める! 東農大卒の若者の奇策とは=遠藤和希撮影
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 村の集落から人が減り、高齢化も重なって農家の負担は増すばかり。農作物が育っても山の動物が狙っている。そんな農家の悩みを解決しようと、村に移住してきた農業大卒の若者が提案したサルの食害防止策が効果をあげ始めた。ある動物の習性を生かしたその奇策とは。

 「この辺りから、サルをにらむんです。昔はこの辺りの里山には人の手も入っていて、そうそうサルも現れなかったそうですが」。そう言って10アールのキャベツ畑に隣り合う放牧地を案内してくれたのは、2017年に東京都多摩市から長野県小谷村に移住した県職員の青木剛司さん(28)。18年から放牧地でヤギに草を食べさせ始めるとサルの被害がなくなったという。

 青木さんは、東京農業大の研究室で森林生態学を学んだ。研究で小谷村伊折地区に関わり、そのまま村に移り住んだ。伊折農業生産組合に入り、今春から県職員として働き始めている。

ヤギはサルにひるまず立ち向かう

 その組合は10年ほど前から…

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