だまされてネット口座まで開設 和解金、アプリ料金…計4千万円送金

華野優気
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 「和解金が必要です」。そんな言葉を信じ、大阪府内の60代男性が約4千万円をだまし取られたことがわかった。府警が29日に発表した。男性は電話で促されインターネットバンキングの口座を開設し、多額の送金を繰り返していたという。府警は、人目につくATMを使わせないことで、詐欺グループが被害の発覚を遅らせようとしたとみている。

 特殊詐欺捜査課によると男性は7~8月、携帯電話で「料金についての確認」といったメールを受信し、電話。NPO団体を名乗る人物らに「アプリの料金が1年未納」「あなたの携帯電話のウイルスが原因で90人が被害に遭っている」などと言われたという。

 男性は金融機関のATMで振り込みを始めたが、その後「送金限度額がない方法だ」と言われて、ネットバンキングの口座を開設し、自宅から振り込みを続けていた。別の詐欺事件で男性の口座が使われていることがわかり、被害に気づいたという。(華野優気)