東京で赤ちゃんポスト計画、内密出産も 24年秋にも 医療法人表明
東京都内で小児科医院を運営する医療法人社団「モルゲンロート」の小暮裕之理事長(43)は29日、取材に対し、親が育てられない子どもを匿名で預かる「赤ちゃんポスト」を東京都江東区内に設置する計画を明らかにした。2024年秋に始める予定という。
小暮理事長は小児科医で、「賛否両論あると思うが、赤ちゃんの命を守るために選択肢として用意したい」と話している。
同社団は都内で小児科や内科などの5医院を経営。24年秋に江東区内で新たに18床の産婦人科医院を設置する承認を都から得ている。赤ちゃんポストはこの医院に設置する計画で、近く江東区に伝えるという。
新設する医院では、病院の担…

こぼれ落ちる子どもたち
虐待、貧困、性被害……。大人がつくった支援制度からこぼれ落ち、困難に直面している子どもたちがいます。今の国会では、「こども家庭庁」の設置法案などの審議が始まり、子ども政策の転換点を迎えます。今後、子どもたちに救いの手が届くのでしょうか。リアルな声とともに伝えます。[記事一覧へ]