議会は継続審査→市長が専決処分 公立保育園廃園で東京・小金井市

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井上恵一朗
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 東京都小金井市は29日、市立保育園3園を廃園とする条例改正案について、西岡真一郎市長が専決処分したと発表した。開会中の市議会でこの条例案が継続審査となったことを受けた。市は、地方自治法の「議会において議決すべき事件を議決しないとき」に該当するとしている。

 市は昨年7月、市立保育園5園のうち、築50年以上と老朽化した3園を廃園とする見直し案を策定。先行してうち2園で0歳児から段階的に募集をやめ、5年かけて廃園にするとした。民間委託を検討してきたのを転換した。「急すぎる」などと議会や保護者ら市民の間で反発が広がり、市は見直し案を進めるのを1年延ばし、この9月議会に条例案を出した。

 9月26日から27日未明に及んだ厚生文教委員会の審議も紛糾。専門家らの意見を聴く必要があるとして参考人招致を決め、条例案の継続審査が賛成4、反対3の小差で決まった。

 西岡市長はこれを受け、①市として1年以上かけて説明を尽くした②2園の段階的縮小を始めるには9月までに条例改正が必要③議決を求める声が複数あったのに同委員会で継続審査となり議決されなかった――を専決処分の理由とし、「苦渋の決断をした」とのコメントを出した。

 市保育課は「来年度の0歳児…

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