プーチン氏、ウクライナ南部2州の独立を承認 30日に一方的併合へ

ウクライナ情勢

根本晃
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 ロシアのプーチン大統領は29日、ロシア軍が占領するウクライナ中南部のザポリージャ州と南部ヘルソン州を、それぞれ独立国家として一方的に承認する大統領令に署名した。ロシア国営タス通信が伝えた。

 プーチン氏は2月、東部ドネツク州とルハンスク州の親ロ派勢力の独立を承認。その3日後に侵攻を開始した。これら四つの占領地の親ロ派勢力は今月23~27日、「ロシアへの編入」を問う「住民投票」を強行。「99~87%の賛成で成立した」としてそれぞれの代表が28日、プーチン氏に併合を求める書簡を送っていた。

 プーチン氏は30日午後、4代表を大統領府に招き、合意文書に署名する。一方的な自国への併合を宣言する構えだ。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが併合に踏み切った場合、今後の停戦協議には一切応じないと主張している。(根本晃)

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    小泉悠
    (東京大学先端科学技術研究センター講師)
    2022年9月30日18時3分 投稿
    【視点】

    部分動員を発令する9月21日の演説で、プーチン大統領は3月に行われた4回目の停戦交渉に言及し、原則として悪くない合意案であったという内容のことを話していました。動員でウクライナに対してプレッシャーを掛ける一方、そろそろ現状で諦めろとウクライ