ロダーリの詩から生まれた絵本「キーウの月」 ウクライナ救援で出版

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田中瞳子
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 イタリアを代表する作家、ジャンニ・ロダーリ(1920~80)の詩を絵本にした「キーウの月」(講談社)が刊行された。〈キーウの月は/ローマの月のように/きれいなのかな〉。暗闇を照らす月の光に、国を越えた願いが込められている。

利益はすべて寄付

 イタリアの出版社が今年4月、ウクライナ救援のために緊急出版したものの邦訳版。スペイン(4言語)、ルーマニアギリシャ、イギリスで刊行されている。1320円で、利益はすべてイタリア赤十字社とNGOセーブ・ザ・チルドレンへ寄付される。

 ロダーリは第2次世界大戦後にジャーナリストとして活動を始める。児童文学も数多く残し、70年には国際アンデルセン賞を受賞した。「キーウの月」(原題「La luna di Kiev」)は、60年発表の詩集に収められていた1編。〈「わたしはいつもわたしです!」/月はきっぱりといいます〉〈わたしの光は/パスポートなしで旅をします〉。月の言葉が短い詩のなかに表現されている。

■どんな状況も照らす月…

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