ミャンマー大使の国葬参列 林外相「様々な意見承知しているが…」

国葬

野平悠一
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 クーデターで国軍が実権を掌握しているミャンマー政府に対して、日本の外務省安倍晋三元首相の国葬開催を通知し、駐日大使が参列したことについて、林芳正外相は30日の閣議後会見で、釈明した。「国軍によるクーデターの正当性を認めないという我が国の立場は、駐日大使の参列によって何ら変わるものではない」と述べた。

 ミャンマー外務省は国葬当日の27日、駐日大使が参列した模様を公式ホームページなどで紹介。これに対して、人権団体などから「日本政府は軍事政権に『お墨付き』を与えた」などの批判が出ている。国葬にはロシアからも要人が出席した。

 一方、英メディアによると、英国はエリザベス女王の国葬にミャンマーやロシアなどは招待しなかったという。

 会見で林氏は「様々なご意見があることは承知をしている」としつつ、「行事の性質に鑑み、我が国が外交関係を有する国は全て通報を行うこととした」と説明。引き続き国軍に対して暴力の即時停止や民主的な政治体制の早期回復などを求めていく考えを強調した。(野平悠一)