「同情の余地なし」父親に無期懲役を求刑 福岡・鹿児島3児死亡事件

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中山直樹
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 福岡県飯塚市の養子の男児(当時9)を虐待死させ、鹿児島市で長男(同3)と長女(同2)を殺害したとして、殺人や傷害致死などの罪に問われている無職田中涼二被告(43)の裁判員裁判が30日、福岡地裁であった。

 検察側は「3人の命が奪われた結果は重大で、動機や経過に同情の余地はない」とし、無期懲役を求刑した。

 一方の弁護側は、養子が死亡した原因は田中被告の虐待ではなく、発症していた肺炎によると主張。1人で3人の子どもを育てるストレスから、心理的な視野が狭まった犯行として情状酌量を求め、懲役18年が適切だとした。

 起訴状などによると、田中被告は昨年1月9日ごろから2月16日ごろの間、飯塚市の自宅などで、養子の大翔(ひろと)君の太ももを殴るなどして外傷性ショックで死亡させ、同25日まで自宅に死体を遺棄したとされる。

 翌26日には、逃走先の鹿児島市のホテル客室で、長男の蓮翔(れんと)ちゃんと長女の姫奈(ひな)ちゃんを絞殺したとされる。田中被告はその後、自身の左胸をナイフで刺してホテルから飛び降りたが、一命を取り留めた。

 検察側は論告で、大翔君が食…

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