第2回0歳児の入園激減、保育士の給料下げたくない 閉鎖は「時間の問題」

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中井なつみ、川口敦子
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 「まさか、ここまで子どもが減るとは」

 横浜市内の認可保育園の園長は、在籍している園児の数が書かれた資料を記者に示しながら、ため息をついた。

 この4月、10人ほどの0歳児を迎えるつもりで職員配置などの準備を進めていたが、入園してきた子どもはわずか3人だった。

 0歳児の入園希望者数が少なくなる傾向は数年前からあった。それでも、3月ごろまで行われる2次募集で、定員の8割近くは埋まっていた。

 それが、今年度は4月に3人が入園したあと、6月末までに2人の入園しかなく、定員の半分だ。園児の名前のプレートが入っていないロッカーが目立つ。

 昨年度末までは、0~5歳児の園全体で計100人弱を受け入れていたが、今年度は82人にとどまる。

 大幅な減少が続く待機児童。急激な少子化や長引くコロナ禍による「預け控え」などが影響しているとみられる。保育園の中には、定員に満たない状況も生じており、経営難への不安が増している。本来、欠員があることは、出産や復職のタイミングに応じていつでも入園できるため、望ましいはずだ。 この矛盾はどうして生じるのか――。園を訪ねた。

 待機児童問題が社会問題化し…

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