泉鏡花文学賞に大濱普美子さん

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佐藤美千代
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 第50回泉鏡花文学賞(金沢市主催)の選考委員会が29日、東京都内で開かれ、大濱普美子さんの「陽(ひ)だまりの果て」(国書刊行会)に決まった。

 第50回泉鏡花文学賞(金沢市主催)の選考委員会が9月29日、東京都内で開かれ、大濱普美子さん(64)の「陽(ひ)だまりの果て」(国書刊行会)に決まった。

 自分の記憶や想像の中にしかない、実はどこにもない場所なのではないか――。「陽(ひ)だまりの果て」(国書刊行会)で今年の泉鏡花文学賞に決まった大濱普美子さん(64)は、執筆で向かおうとする「場所」について、そう表現する。受賞作は、文章力と構成力が群を抜き、不思議な空間を描く力が「鏡花の世界に似通う」と高く評価された。

 大濱さんは東京都出身でドイ…

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