「バチェラー」司会者が振り返るあの日 米国放浪中「自分を恥じた」

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聞き手・田中紳顕
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 一人の男性を女性たちが奪い合う恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン」と、男女逆バージョンの番組「バチェロレッテ・ジャパン」。出演者たちに劣らぬ人気を誇るのが、司会の坂東工さん(45)です。活躍の幅は広く、俳優としてハリウッド映画に出演したり、アーティスト活動をしたり。これまでの歩みを語ってくれました。

 小学4年生の時、父のDVから母と兄、姉で夜逃げしました。そんな私の父代わりになってくれたのが、中学の親友の父親でした。デザイナーで、芸能や芸術にも明るい親分肌。「あの舞台良かったぞ」と薦められるままに鑑賞するうち演劇のとりこになりました。特に、宮本亞門さんが演出する作品が大好きでした。

 演劇の勉強をしたくて、大学は芸術学部に入りました。しかし次第に熱意を失い、講義もさぼりがちになっていきました。

 転機は19歳の時。バイト代で旅したニューヨークの小さな劇場で、ミュージカルを鑑賞しました。手が届く距離で踊る俳優らの熱気に圧倒されました。劇が終わると、劇場からさっそうと俳優らが自転車で出てくるんです。さっきまで舞台にいた人が、自然と日常に現れる光景が衝撃的で、「こんな場所で生きていきたい」と思いました。

 大学4年になっても就職活動

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