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アストラゼネカ製ワクチン、すべて期限切れ 1350万回分を廃棄

新型コロナウイルス

枝松佑樹
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 英アストラゼネカ社から購入した新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は30日、すべてのワクチンが6カ月の使用期限を迎えたため、同日で接種を終えると発表した。契約した1億2千万回分のうち廃棄数は約1350万回分にのぼると明らかにした。

 政府は2020年8月、翌年初頭から供給を受けることで同社と基本合意し、12月に契約した。ただ、頻度は極めて低いものの副反応として血栓症が海外で報告され、国内の接種対象は原則40歳以上に限定した。国内の自治体への配送は約20万回分にとどまった。

 国内では大半が使われなかったため、海外に約4400万回分を供与する一方で、約6230万回分の供給をキャンセルした。残りの1350万回分が廃棄されることになった。支払い済みの金額のうち、同社からは材料費などを除いて返金される。

 厚労省の担当者は「どの企業がワクチン開発に成功するか分からないため、複数社と交渉し契約する必要があった。廃棄はやむを得ない」と説明している。(枝松佑樹)

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