プーチン氏、ウクライナ4州を「併合」宣言 地元の親ロ派と署名
根本晃
【動画】ウクライナ4州の併合を一方的に宣言したプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領は30日、軍事侵攻で占領したウクライナ東部、南部の4州を一方的にロシアに併合することを宣言した。「ロシアへの編入」を求めて占領地で強行された「住民投票」が成立したとして、併合のための文書に署名する。
署名式はモスクワのクレムリン(大統領府)で行われ、占領地で「行政」を担う親ロシア派幹部も共同署名する。
プーチン氏は29日、中南部のザポリージャ州と南部ヘルソン州の「独立」も承認し、併合への準備を進めていた。東部ドネツク州とルハンスク州は2月に「独立」を一方的に承認していた。
ロシア国内で文書は「国際条約」として扱われ、10月3~4日に議会が批准を審議する予定。議会はプーチン政権が事実上支配しており、可決は確実だ。ロシアがウクライナの領土を一方的に併合するのは2014年のクリミア半島併合以来となる。(根本晃)
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