「ダブルゴールめざす」 優勝、もう一つは? FE名古屋・川辺泰三

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 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)に今季初挑戦するファイティングイーグルス名古屋の川辺泰三ヘッドコーチ(40)が、今季の目標に「ダブルゴール・コーチング」を掲げている。ゴールの一つは「勝利」。そしてもう一つは……。負けてもその先で何を獲得しようとしているのか。

 はじめまして。プロバスケットボールBリーグのファイティングイーグルス名古屋(FE名古屋)でヘッドコーチ4シーズン目となる川辺泰三です。気軽にタイゾーと呼んでもらえるとうれしいです。ファンと近いチームになりたいので、みんなと気軽に話せるヘッドコーチでいたいんです。

 昨季の最後、B2で優勝を決めたときに、会見で「勝ったどぉぉぉ!」とこぶしを挙げました。これ、選手時代に始めたんです。大阪出身の関西育ちで、神戸の甲南大から2005年に三菱電機(現・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)に入ったんですが、周りはみんな関東の強豪校出身。「お前だれや」みたいな感じだったので、観客のみなさんにもっと自分を知ってもらいたかったからです。

 ファンサービスとしてけっこう喜んでもらえました。ブログも始めて、14年の現役引退まで続けました。こうして発信するのはそれ以来。FE名古屋を知るきっかけにしてもらえばと思っています。

 B1初昇格の今季は厳しい試合が予想されます。もちろん勝利を目指しますが、目標は一つじゃなくていいんじゃないでしょうか。勝敗以上にチームが成長することが僕にとって譲れない目標です。勝つことと人間的成長の両立を目指す「ダブルゴール・コーチング」は、米国ではスタンダードになっているそうです。負けたら全部終わり、というのは違いますよね。

 「グッド」「バッド」「ネクスト」。常に、良かったところ、悪かったところ、次に、と考えていけたら最善が尽くせる。しんどい時期もあるでしょうが、ブレずにポジティブに続けたい。よろしくお願いします!

 かわべ・たいぞう FE名古屋のヘッドコーチ。現役時代は身長190センチのシューティングガードで、Bリーグ前身となるJBLの三菱電機、bjリーグの京都などでプレーした。40歳。