落語家・三遊亭円楽さん、肺がんで死去 8月に高座復帰後、再び入院

 演芸番組「笑点」のレギュラーとして活躍した落語家三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名会泰通〈あい・やすみち〉)さんが30日、肺がんで死去した。72歳だった。葬儀は近親者で営む。後日、お別れの会を予定している。

 東京生まれ。青山学院大在学中の1970年、五代目三遊亭円楽に入門、三遊亭楽太郎。81年、真打ちに昇進した。

 二つ目だった77年から「笑点」のレギュラーとなり、大喜利ではインテリ風の毒舌での桂歌丸との掛け合いで人気となった。臨時で司会をすることもあった。07年から福岡市などで秋に開催される「博多・天神落語まつり」をプロデュースするなど企画力を発揮した。

 高座では、とぼけた滑稽噺(ばなし)のほか、小気味よい口跡で「浜野矩随(のりゆき)」といった人情噺を聞かせた。

 2010年、六代目三遊亭円楽を襲名した。その後も大師匠の名跡、三遊亭円生の襲名に意欲を見せた。

 18年に初期の肺がんを公表。今年1月、脳梗塞(こうそく)で入院した。8月に高座へ復帰したが、肺炎で再び入院していた。