迫る値上げ 回転ずし「最後の100円皿」、小売店はビール「特需」

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吉田貴司 山下裕志
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 10月にやってくる「値上げラッシュ」。これに先立ち、外食チェーンや小売店は、数円でも安いうちに買い求める「駆け込み需要」でにぎわった。しかし、多くのモノの値段が上がるなか、値上げ後の消費の行方を心配する声も出ている。

 30日昼ごろ、大阪市港区の回転ずし店「くら寿司 朝潮橋店」。店内はほぼ満席で、10人ほどがテーブル席が空くのを待つにぎわいだった。翌日には40年近く続いた「1皿100円(税抜き)」が消え、5円高い税込み115円になる。

 「値上げされるのを知って来ました」。

 友人家族らと6人で訪れた女…

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