八丈島を襲うアリ、布団やブレーカーにも…町と研究者のあま~い作戦

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竹石涼子
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 東京・羽田空港から飛行機で1時間弱。ハイビスカスやくさやの干物が名産の八丈島東京都八丈町)が揺れている。原因は体長2・5ミリのアリ。島全体に急速に分布域を広げ、家の中まで入り込む。町は研究者と協力し、駆除剤の開発に乗り出した。

「ノイローゼになりそう」

 八丈町役場の環境係長、小野高志さんが異変に気づいたのは、10年ほど前だった。

 島の南部にある庭付き一戸建ての住宅から「小さなアリがたくさん家の中にも入ってくる」と次々と駆除要請が入った。

 同じころ、近くの集落にある小野さんの自宅でも、小さな黒っぽいアリが行列をつくるようになった。

八丈島を襲うアリの群れ。記事の後半では研究者の工夫、コロナ禍での町や住民らの対応を描きます。

 台所はもちろん、猫のえさ鉢もアリだらけ。電気のブレーカーはショートし、テレビもつかなくなった。部屋の壁に埋め込まれたスイッチは「ジジジ」と音がして使えなくなった。

 電器屋さんに見てもらうと原…

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