まもなく発表、今年のノーベル医学生理学賞 注目の研究は?

有料記事

後藤一也、桜井林太郎
[PR]

 今年のノーベル賞の発表が3日から始まる。初日の医学生理学賞は、近年、日本人の受賞が続いており、国内に有力候補もいる。発表は日本時間午後6時半。注目の分野や研究者を紹介する。

 医学生理学賞の日本で初めての受賞は1987年、私たちの体を守る免疫で多様な抗体ができる仕組みを解明した利根川進氏だ。その後が25年もの間、受賞が出なかったが、2012年にiPS細胞の業績で山中伸弥氏が受賞すると、15年に大村智氏、16年に大隅良典氏、18年に本庶佑氏と受賞が相次いだ。この10年で4回も受賞した。さらに、ラスカー賞やガードナー賞などノーベル賞の登竜門ともされる有力な賞をすでに獲得した研究者も多い。

 理化学研究所竹市雅俊・名誉研究員は細胞同士をくっつける重要な分子「カドヘリン」の発見で20年にガードナー賞を受賞。近年はがんの転移にも関わっていることが明らかになり、業績が評価されている。9月28日に発表された今年のラスカー賞・基礎医学部門で、受賞対象となった細胞の接着に関わるたんぱく質「インテグリン」とも近く、注目されている。

 免疫が過剰に働くのを抑える…

この記事は有料記事です。残り959文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。