現存最古の「胴」の三線、沖縄へ里帰り 状態良く残った意外な理由

有料記事沖縄・本土復帰50年

福井万穂
[PR]

 琉球王国時代の1825年に作られた現存最古の胴が付いた三線(さんしん)「附胴(つけたりどう)三線」が、沖縄県立博物館・美術館に寄贈された。11月6日まで、同館の常設展で見ることができる。

 三線は、琉球伝統の弦楽器。14世紀に中国から持ち込まれた楽器が、琉球王国で発展し、その後上方にもたらされて、全国に三味線として普及したといわれる。

 この三線は、内部に「道乙酉(どうきのととり) 渡慶次(とけし)作」と墨書きされている。同館によると、「道乙酉」は中国の元号で道光5年(1825年)を指し、渡慶次という人物によって作られたとみられる。

 徳之島鹿児島県)の有力者「直富主(なおとみしゅ)」が琉球王国の首里で入手し、子孫に受け継がれてきた。成人男性が食べる量の2年半分の米を対価に手に入れたと伝わり、島の郷土史には「(この三線を弾けば)沖合三里の釣り船にも音色が聞こえた」と記されているという。

 寄贈したのは、神奈川県鎌倉…

この記事は有料記事です。残り401文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。