「町長から性被害」訴えた元草津町議を在宅起訴 名誉毀損罪などで

杉浦達朗
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 群馬県草津町の黒岩信忠町長(75)から町長室でわいせつな行為をされた、と訴えていた元町議の新井祥子氏(53)について、前橋地検は31日、新井氏を名誉毀損(きそん)と虚偽告訴の罪で在宅起訴し、発表した。新井氏は2021年12月に強制わいせつ容疑で黒岩町長を告訴し、直後に黒岩町長が「虚偽告訴だ」と新井氏を告訴。地検は同月、黒岩町長を嫌疑不十分で不起訴にしていた。

 起訴内容は、新井氏が19年、町長室で性被害にあったと記載した電子書籍を公表して黒岩町長の名誉を傷つけたほか、21年12月、性被害を受けたとする虚偽の内容の告訴をしたというもの。地検は認否を明らかにしていない。

 同町では20年12月、当時町議だった新井氏への解職請求リコール)の賛否を問う住民投票が行われ、賛成多数で新井氏は失職した。

 一連の問題をめぐっては、町が新井氏の支援者らを相手に、町の名誉が傷つけられたとして約550万円の損害賠償を求めて提訴。前橋地裁民事裁判が続いている。(杉浦達朗)