男子バレー「フラーゴラッド鹿児島」がV3参戦へ 来年11月から
仙崎信一
鹿児島県内で活動する6人制男子バレーボールのプロチーム「フラーゴラッド鹿児島」が、Vリーグに参戦することが決まった。来季(2023~24年シーズン)に3部(V3)で戦い、将来的には1部(V1)昇格をめざす。
チームが31日に記者会見し、ライセンスを取得したことを明らかにした。ホームタウンは日置市で、伊集院と吹上にある施設を拠点に練習する。伊佐、出水、南九州の3市がサブタウン。選手がバレー教室を開くなど地域密着型チームとして活動する。
現在、選手は大学生を含めて26~18歳の6人で、来年4月に4人が加入し10人になる。V3は11月~翌年3月がレギュラーシーズン。地域リーグなどでチームを強化し、来年11月からのV3(11チーム)に挑む。
垂水市出身の坂元健人主将は「Vリーグ参戦がゴールではない。V1に上がって日本一をめざしたい」。川畑俊輔GM兼監督は「県民から『私たちのチーム』と言ってもらえるよう熱意をもって挑戦したい」と語った。来季までに新監督を決めるという。
日置市の永山由高市長は「ここから世界にという選手も出てくるだろう。そういった選手を町ぐるみで応援したい」とチームの飛躍に期待を込めた。
チーム名はイタリア語でイチゴを意味する「フラーゴラ」と、鹿児島弁の「いっど」「きばっど」などを組み合わせたもの。12年、鹿児島商業高校OBを中心に「Kagoshima Cherry Blossoms」が結成されたのがチームの始まり。(仙崎信一)
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