NYダウ、500ドル安 また今年の最安値 景気減速の懸念高まる

ニューヨーク=真海喬生
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 30日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が500ドル値下がりし、今年の最安値を更新した。この日に発表された米国の8月のインフレ指標が市場予想よりも大きく上昇。激しいインフレがおさまらず、米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが加速し、景気が減速するとの懸念から株式が売られた。

 終値は、前日より500・10ドル(1・71%)安い2万8725・51ドルで、2020年11月以来、約1年11カ月ぶりの安値をつけた。今年に入ってからの下落幅は20%を超えた。

 激しいインフレを抑えるため、FRBなど世界の中央銀行が利上げを進めている。利上げは住宅ローン金利や企業への貸出金利の上昇につながり、消費や投資を抑えてインフレを抑える効果が見込める。一方で、景気減速への懸念も高まり、株価の下落につながりやすい。

 30日のニューヨーク外国為替市場では、対ドル円相場が1ドル=144円台後半で取引された。政府・日本銀行がドル売り円買い介入した9月22日には、145円台を超える水準まで円安が進んでいた。145円を意識した取引が続いている。(ニューヨーク=真海喬生)