北九州市の密集商店街で火災、けが人なし 木造10店舗ほどに延焼か

遠山武、西岡矩毅
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 1日午後3時20分ごろ、北九州八幡東区枝光本町の商店街で「木造家屋の2階が燃えている」と通行人から119番通報があった。八幡東署などによると、枝光本町商店街内の複数店舗が焼け、午後5時25分ごろに鎮圧した。午後6時時点で負傷者はいない。

 現場は、スペースワールド跡地に今春開業した大型商業施設「ジ アウトレット北九州」の近くで、木造の店舗十数軒が密集している。商店街関係者によると、10店舗前後に延焼した可能性があるという。一帯は消火活動を見守る人らで一時騒然となった。

 北九州市では、小倉北区の旦過(たんが)市場一帯で4月と8月に大規模火災があった。4月の火災では42店舗(1924平方メートル)、8月は45店舗(3324平方メートル)が焼損した。

 市消防局は旦過市場の火災を受けて、枝光本町商店街でも防火点検を実施。「古い家屋が多く、一度火が出ると燃え広がる可能性がある」と注意を呼びかけていたという。

 商店街で焼き鳥店を営む女性(54)は「商店街の裏の方から火の手が上がったようだ。旦過の火事を受けて多くの店が消火器を取り換えたばかりだったが、みんな逃げるのが精いっぱいだった」と話した。

 商店街でリサイクルショップを営む松崎茂光さん(73)は、「旦過市場の火災のあと、消防とともに注意していたのに」と肩を落とした。(遠山武、西岡矩毅)