プーチン氏の「併合宣言」高まる批判 「この大統領とは共存不可能」

有料記事ウクライナ情勢

下司佳代子=ワシントン、遠田寛生=ニューヨーク、玉川透
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 ロシアのプーチン大統領が9月30日に宣言したウクライナ東部・南部4州の自国領への併合を、欧米は厳しく批判している。国連では同日、併合を受けて開かれた安全保障理事会で、非難決議に拒否権を行使したロシアを各国が批判。ウクライナは宣言に対抗する形で、3月の停戦交渉で示した軍事中立化の方針を転換し、北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指す姿勢を鮮明にした。

 バイデン米大統領はこの日、日中の声明に続き、その後の大型ハリケーン接近に関する演説でもロシアによる占領地併合に触れ、「プーチン氏の行動は苦戦の表れだ」と指摘。「米国は認めないし、世界も認めない」と話した。

 マクロン仏大統領は「ウクライナがロシアの侵略に立ち向かい、領土全体で主権を取り戻すため支える」と表明した。イタリアメディアによると、総選挙で所属政党が勝利して首相就任が見込まれるメローニ氏も「ロシアの宣言は法的あるいは政治的に価値がない」との声明を出した。

国連の場でロシアが取った行動は…

 国連安保理では午後(日本時…

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    小泉悠
    (東京大学先端科学技術研究センター講師)
    2022年10月3日7時47分 投稿
    【視点】

    今回の「併合」が国際的にほとんど相手にされていないことは記事でも触れられているとおりですが、それでもロシアとしては「併合したのだ」と言っている以上、メンツの問題が出てくるでしょう。2020年7月の憲法改正では「領土割譲の禁止」という条項を盛