インドネシアのサッカー場で暴動、174人が死亡 190人が負傷か

ジャカルタ=半田尚子
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 インドネシア中部の東ジャワ州で1日、同国プロサッカーリーグの試合後にスタジアムで暴動が起きた。東ジャワ州当局は2日、174人が死亡したと発表した。負傷者は190人に上るとの報道もある。試合結果に腹を立てたサポーターが、グラウンドになだれ込んだことがきっかけだったという。

 現地メディアによると、スタジアムはインドネシアプロサッカーリーグ所属「アレマFC」の本拠地。1日は「プルセバヤ・スラバヤ」との試合が行われた。午後10時ごろ、アレマFCが2対3で敗れると、立腹したサポーターがグラウンドになだれ込んだ。

出入り口に観客殺到、パニックも

 グラウンドへの立ち入りを防ごうと、警察は客席スタンドに催涙ガス発射。煙から逃れようとした観客が狭い出入り口に押し寄せてパニック状態となり、さらに多くの犠牲者が出たとみられる。スタジアムの収容人数は約4万人。この試合には両チームから所属の日本人選手が出場。プルセバヤ・スラバヤに所属する日本人選手は決勝ゴールを決めていた。

 インドネシアサッカー協会トップのモハマド・イリアワン氏は2日、「スタジアムでのサポーターの行動を遺憾に思う。犠牲者のご家族と全ての関係者に謝罪する」とし、現地に調査チームを派遣したと発表した。同リーグの全試合は1週間中止される。(ジャカルタ=半田尚子)