札幌市がTikTokと協定 情報流出を懸念、利用停止する自治体も

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日浦統
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 都市の魅力を国内外に発信するため、札幌市は9月30日、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を展開する中国のIT大手、バイトダンスの日本法人と連携協定を結んだ。同社をめぐっては、2020年8月に中国政府側への情報流出の懸念が発覚。その後、多くの自治体は広報での利用を停止しており、連携協定を結ぶのは2年ぶり。市は「問題はクリアできている」とするが、丁寧な説明が求められそうだ。

 TikTokは15~60秒の動画を撮影し、簡単に編集、配信できるアプリ。ダンスや歌、子どもの成長記録など色々な動画が世界中から投稿されている。日本では17年にサービスを始め、芸能人や企業がPRに活用している。

 札幌市は若者への訴求力が強いTikTokを通じ、「笑顔になれる街」さっぽろの普及啓発や実現への取り組みで連携する。第1弾として、10月1日から札幌の魅力を発信する動画に「#サッポロスマイル」をつけて投稿してもらうキャンペーンを始めた。バイトダンス側から協定の提案があったという。

 30日の締結式で、バイトダンスの山口琢也公共政策本部長は「TikTokはすき間時間で短い動画なので若い人に関心をもってもらえる」と強調。情報流出の問題については「説明責任と透明性が大事と考えており、他のSNSではやっていないほど情報を公開している」と説明した。

他自治体「安全性、確保と言えない」

 これまで同社と連携協定を結…

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