ミニサイズの柿、甘さ鈴なり 突然変異で誕生「そのままかじって」

友永翔大
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 ミニサイズの柿「ベビーパーシモン」が旬を迎えている。産地の一つ、新潟市北区では、鈴なりの実を生産者が一つ一つ丁寧に手作業で収穫していた。上旬いっぱい出荷が続く。

 ベビーパーシモンは重さが30グラムほどと一般的な柿の6分の1。約40年前に新潟県佐渡市で見つかった突然変異の渋柿で、炭酸ガスで渋みを抜いて出荷する。18度ほどの高い糖度が特徴で、タネはなく皮も薄い。

 新潟市北区の畑では9月22日、近藤正喜さん(69)が収穫作業に追われていた。脚立を使い、枝に密集している中から青みの消えた実を探しては、わずかな隙間に、はさみを差し込んで切り離し、肩から斜め掛けにした布製のバッグへ、そっとしまっていた。

 同区と阿賀野市新発田市を拠点とする「ささかみおけさ柿生産組合」が6年前に栽培を始め、産地化を進めている。一つの実に養分を集めて大きくする一般的な柿と違い、つぼみの段階で間引く手間を省けるという。

 今年は春先に霜が降りる日が少なく、順調に育った。近藤さんは「ぜひそのままかじって食べてほしい」と話す。

 直売所「わくわくファーム」各店で購入できる。(友永翔大)