髪を隠す布へのデモ対応中、なぜか隣国をミサイル攻撃 その思惑とは

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テヘラン=飯島健太
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 イランで髪を隠す布「ヘジャブ(ヒジャブ)」に対する抗議デモが続くなか、同国の軍事組織である革命防衛隊が、隣国イラク北部に攻撃を仕掛けている。米国市民の犠牲も出て、新たな緊迫を生んでいる。イラン側の主張や思惑は何か。

 イラン国営テレビによると、最高指導者ハメネイ師が直接指揮する革命防衛隊は9月24日以降、イラク北部のクルド人自治区アルビルを中心に、立て続けに弾道ミサイルや自爆型ドローンで攻撃している。

 イラクの地元メディアによると、28日の攻撃では13人が死亡、58人が負傷した。同日、イラク外務省はイラン大使を呼び出し、抗議した。

なぜクルド人自治区に

 AP通信などによると、米国…

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