ソフト部顧問が女子生徒の顔たたく あご外れ全治1カ月、登校できず
宮沢崇志
兵庫県姫路市の姫路女学院高校ソフトボール部で、顧問の40代の男性教諭が部員の女子生徒(1年)の顔をたたき、けがを負わせていたことが、3日わかった。保護者から学校が受けた連絡では全治1カ月で、精神的なショックで登校できない状態だという。学校は同部の保護者説明会を開いて謝罪し、男性教諭の懲戒処分を検討している。
学校によると、顧問の男性教諭は、9月24日に兵庫県内であった地区大会で、女子生徒がユニホームを忘れてきたことに腹を立て、平手で生徒の左のほおを殴った。女子生徒の保護者と電話で連絡を取った際、「たたきますよ」などと話したという。
生徒は顔をたたかれた後も試合会場に残っていたが、教諭は生徒に「帰れ、お前なんかいらん」などと話したという。たたかれた影響で生徒は口を開けにくい状態になり、保護者からの連絡によると、あごが外れた外傷性開口障害と診断された。
同校の寶谷(ほうたに)亮介・校長補佐は取材に対し「体罰はあってはならないこと。生徒が部に復帰できるように努めたい」と話した。(宮沢崇志)